無垢の床材の特徴と手入れ法

無垢の床材の基礎知識

最近の日本の住宅は、石油製品を中心とした新建材による貼り物中心の家づくりが多くなっています。こうすれば確かに作り易く、コストも安く、供給者にはリスクが少ないのですが、フローリングなどは合板の上に薄い板を貼った物となっており、結局、建築当初がピークで後は劣化するばかりとなってしまいます。

 

古民家では100年以上経過してもしっかりした建物がよくありますが、ここでは床材に自然素材である無垢を使っているのです。更にはシックハウス問題もあり、こんなことから無垢の床材によるフローリングは、自然な風合いや肌触りの優しさもあって人気の床材となってきています。

 

最近では無垢の床材についてもいろいろな種類が選べるようになっていますが、一方では、「傷がつきやすい無垢のフローリング」などと思われがちで、それで敬遠している人も多いようです。

 

しかしこれは非常にもったいない話しで、無垢フローリングにしている人はおわかりですが、保温性、癒し効果、調湿性、適度なクッション効果など、人が自然に暮らせるようないろいろな特徴がありますし、気になる手入れ方法についても、家庭にある一般的な道具があれば簡単にお手入れもできます。特に無垢の床材フローリングのへこみ傷などについては、自分でもできる手入れ法を知っていれば憂いなしです。